神曲奏界ポリフォニカ  ocelot
 

 神秘的な情景表現と愉快(?)なストーリー 2005/08/21 21:40:56
レビュアー: ながしのすなふきん
キネティックノベルというジャンルは初めてですが、とても驚いています。
BGM、CG、そして、ノベル全てが絶妙なバランスで融合してなんとも心地よい気分になれるのです。
正直、最近のフルボイスのAVGに慣れてしまっていたせいか、読むだけのノベルにあまり期待はしていなかったのですが、それは間違いだったと気づかされます。

クライマックスの神曲の演奏時はなんだかとても穏やかな気持ちになれました。
曲も、そして文章による情景描写もすばらしいと感じました。

ただ、物語としてはちょっと短すぎませんか?
いよいよ盛り上がったきたと思ったらスタッフロール。

しかも最後には「fin」の文字が。
正直残念です。

「神曲奏界ポリフォニカ」続編に期待です。


 よい作品でした。続編希望!! 2005/08/17 9:15:19
レビュアー: ノベル好き
物語はとても面白かったです。このような形での小説は初めてだったのですが、なかなか楽しめました。文章もCGも音楽も満足できるものでした。
ただ、もう少し容量が多いとよかったです。1050円という値段の割にはあっという間に終わってしまって物足りない感じがしました。続編、期待しています。
文庫になるならそれもいいですね。

 今後の普及が鍵 2005/08/13 21:54:17
レビュアー: 麻生 和葉
新しい形のキネティックノベル第一作目としてはいい出来だとおもう。
プレイして主人公・フォロンの成長過程が良く表現されて共感がもてた。

ただ、少々シナリオとBGM、CGの構成バランスがおかしいと感じた点もあるが、
新メディアとして開発したとみればこれからなれていけばいいだろう。

もう少しキネティックノベルというブランド、ダウンロード販売が普及すれば採算もとれるようになり、
開発にも力がいれられもっと品質が良いものなっていくだろうと今後に期待した。
そこまでくればもう少しコストパフォーマンスを改善して欲しいとおもう。

現在のシナリオの長さ、CGやBGMの量(差分、音声含む)を考慮して1000円前後というのは少々厳しい目で見ざるをえない。
小説の長所、ADVゲームの長所が混ざり合ってはいるがまだスタイルを確立したようには感じられず、
ウィンドウの配置位置などで文字の読みづらいところがあるなどシステム面でも不満なところがあった。
また、これをいくつかの続編で続くとして5、6作もすればそれで普通のゲームとほぼ同じだけの料金を払うことになる。
そのときに開発期間や読み手の待ち飽きを考えなければならなくなるのではないかと不安におもったのも事実だ。

と、なんだか偉そうなことを書かせて頂きましたが、やってよかったと思える作品だったのは確かです。今後の続編に期待したとおもいます。

 とても丁寧な作品だと思います 2005/08/11 5:05:24
レビュアー: 
非常に続きの気になる、もっとこの物語を読んでいたいと思わされる内容でした。
登場人物や世界観の描写がとても丁寧で、擬似現代と精霊という二つの要素を
違和感なく融合させており、その辺りは本当に凄いなと思います。
(もっとも、今回は舞台が基本的に学院の中であり、その外側、街中の様子などが
まだ出ていないのもその理由の一つでもあるのでしょうが)

本編の騒がしくも穏やかな日常の風景は、読んでいてとてもホッとさせられます。
その日常の中で、主人公が一番大切な「答え」を見つけ出す過程はよく言えば王道、
悪く言えば有触れたものながら、それだけにとてもグッと来るものがありました。
そうした彼らの日常の裏側で動いている影も、今後主人公達にどのように関わってくるのか
非常に気になるところで、少々不安ながらも早く続きが読みたい気持ちでいっぱいです。

また、テキストだけではなくCGや音楽も非常に綺麗で、物語にとても良く馴染んでいると思います。
ただ、同級生の友人が神曲を奏でるシーンで、神曲というモノが重要な柱となっている以上、
この場面にはCGや専用の神曲(BGM)があっても良いのではないかと思わされたりと、
少々演出面が弱いように感じました。
(小説であれば、挿絵等の必要ないシーンではあるのですが、
映像と音楽による演出を売りの一つにする「キネティックノベル」であるのなら、
そうした細かい部分にももっと凝って欲しいなと思います)

あとは、CGや音楽があり、それが世界観とマッチしている分、
物語に対する没入感が強まったせいもあるのでしょうが、あっと言う間に終わったように感じ
少々ボリューム不足に感じました。
値段は高くなっても良いので、次回はもう少しボリュームを増やして欲しいなと思います。

とにかく続きが早く読みたい一作です。

 とても面白かったです 2005/08/10 23:52:50
レビュアー: 雪月花
物語はとても面白く気づくと一気に読み終わっていました。
音楽とグラフィックもとてもいいものになって、
物語の世界観が良く出ていると思います。
しかし、価格の割には話が短いような感じがしてしまいます。
続きに期待しています。

 本当に楽しい話でした。求む続編! 2005/08/09 2:24:11
レビュアー: アニメからハマった人
榊先生らしい文章が擬似現代ファンタジーを作り出していました。
時間も忘れて一気に読ませる面白さは流石としか言えません。

わかりやすい説明と魅力的なキャラ・世界観で
読者を引き込んで行く序盤!(とプロローグ)
主人公の悩みを中心に描き、読者をさらに物語へと引き込んでゆく中盤!
主人公の悩みの解決とその後の淡い恋愛ドラマのような展開を見せ、
話の続きを読みたくなる終盤!
いや~すごかったです。

しかし、設定がしっかりされているように思えるだけに、
結構長くなるのかな?と思いきやいきなり物語が終わってしまったのは
寂しいような物足りないような思いをしました。

また、絵はとてもきれいに描かれていたのに、
物語に演出がついて行っていないのが非常に残念でした。
小説だったらこれでもよかったと思うのですが……

長々とわかりにくい文を書いてしまいましたが、
読んでみて損ではない内容だと思います。(特に榊先生のファンの人は)
続編が出たら必ず読みたいと思います。

 面白いのですが価格とボリュームが 2005/08/09 17:27:32
レビュアー: へっぽこゲーマーRF
音楽(神曲)で精霊と契約し操るという設定と、現実的とも西洋ファンタジー風とも取れる不思議な世界観が今までには見られず新鮮で面白い。

キャラクター設定も良く、
真面目で人当たりが良いも不器用で気弱な性格で、出身や生立ちに同情を誘い、悩み成長していく様が実に感情移入し易い主人公、
口やかましく乱暴だけど常に主人公を気にかける精霊コーティカルテ、元気で明るく前向きなペルセルテとおしとやかで思慮深いプリネシカ姉妹と、ヒロイン三人(?)とも魅力的で可愛く、
他脇役も良い味を出しており、登場人数こそ少ないも個々のキャラクター設定がきちっと確立しています。

世界観、キャラクター共に良くグイグイと話に引き込まれていきましたが、いよいよこれからという所で終わってしまうのは非常に残念です。
巷ではこのボリュームでのゲームの体験版がある中で、本作は正直価格分の満足は得られませんでした。

恐らく続編を出されると思われますが、以後は多少価格が上がってでもボリュームを増やして欲しいですね。

 続きが読みたい(T_T) 2005/08/09 0:19:01
レビュアー: 神楽霜月
 榊先生の作品は好きで、やっぱりこの『ポリフォニカ』も気に入りました。
 キャラクターの掛け合いや、コーティカルテのワガママっぷりも見事です。(笑)
 ただ、惜しむらくは演出の弱さ(これはエディターレビューでも記されてますが)でしょうか。あくまで『ノベル』な訳ですから文字が主役……とはいえ、これは『キネティックノベル』。立ち絵パターンや表情にもっとバリエーションがあっても良かったと思います。文字とそこに表示される映像情報にズレがあり、その辺が勿体無い。
 ただ、ベース(キャラクター、世界観等)としてはとても良いもの(贔屓目もあるかもですが)だと思うし、どー考えても続きがある――っていうか是非読みたいので、続編を希望します!(ToT)丿
 (続編と併せて演出面強化のVer.2.0とかあっても良いと思います。)

 ストーリーは最高 2005/08/05 0:51:39
レビュアー: アオカラス
 神曲楽士を目指すフォロンと精霊コーティカルテをはじめ個性的なキャラ達、正直これでプロローグがこれでやっと終わって物語が始まるといった感じです。
 ストーリーは、よかったが、絵は、良い難だから、演出面をもっと良くして欲しいと思います。
 早く続編読みたいですね。
 コーティカルテの正体、校長の過去、神魂使いなど、興味は、つきませんね。
 次回は、新作のAVGとして作ってくれた方が良い気がします。
 同人誌でも何でも良いから、もしくは、外伝のをHPの方にでも出してくれると良いなと思いました。

 榊さんらしい作品ですね 2005/08/01 22:49:20
レビュアー: 30おぢさん
面白いですねぇ。引き込まれました。

既存の世界観である精霊と呪文詠唱等を使用しながら、神曲という新しい要素を付け加えることで、非常に新しい世界に感じました。
キャラクターも非常にかわいいですしね。
先が楽しみです。
また、いわゆる榊ぶしがいろんなところに出てきて楽しかったです。
元気を与えてくれる作品です。
さすが榊先生です。

また、イラストレーターさんの選択もよかったです。
コーティカルテ、ペルセルテ、プリネシカかわいかったですし。

ただ、メディアとしては、若干の不安もありますか・・。
私としては、小説を読むような感覚で読みたかったのですが、ゲームをやってるような気がしました。もっと一気にテキストを表示しても良いと思います。いちいちクリックするのがめんどくさい。自分のリズムで読むことが難しくなっています。
あと、イラストですが、会話のところで一人づつ登場させるよりは、小説の挿絵のように複数人の会話の風景を描いたほうがいいように思います。キャラクター一人の絵の使い回しでは、会話状況が絵的に伝わってこない気がする。

あと、小説と同じように目次を作ってほしいですね。せめて、章分けをしてそこに直接飛べるようにしてほしい。セーブをせずに電源を落としたときに、未読にたどり着くまでに時間がかかってしまいました。

つらつらと気のままに書かしていただきました。
続きを期待しています。できれば、早いうちにお願いしますね

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