美しい絶望 2011/11/13 18:17:49レビュアー: 終わりました。
いやー美しかったです。この救われなさは綺麗でした。
あとさっぽろももこさんのBGMはかなり良かったですよ。
最近こういう最初から救われてない人のゲーム無いですよね。
そのほかrufの残酷な夜に彼女たちの叫びは聞こえないみたいな。
確かにユーザーは余り求めてないかもしれませんが、
自分は13センチさんに期待してます。
ちなみに好き好き大好きは個人的に神ゲーでしたよ。
不幸になることを宿命づけられたものたち 2008/08/01 16:50:20レビュアー: 個人的に作中で最もじんときた一幕
柘榴「逃げられません」
市蔵「いつか話したように、海にわたって大陸へ逃げれば・・・」
柘榴「無理です。追ってくるのは、翠子さんなのではありませんから・・・」
市蔵「翠子のパトロンのことを言っているのか?」
柘榴「いいえ・・・」
市蔵「なら、何が追ってくるというんだ」
柘榴「宿命です」
市蔵「宿命? そんな不確かなもので諦めるのか?」
柘榴「不確かではありません。人は背負う業から逃げることはできません」
柘榴の「宿命」という言葉に、この作品の主題のようなものが端的に語られているようで、何か胸にこみ上げてくるものがあります。あとローザが追ってくると答えると思ったのは私だけじゃないですよね。
面白かったです 2007/02/18 17:05:08レビュアー: Vanity極端な人間。行き着くところまで行く人間。狂っている程真っ直ぐな人間の話。
調子に乗って評論者ぶって言えばこんな感じかと。
久々に、のめり込めるストーリーでした 2005/08/01 3:03:23レビュアー: もぐらハッピーエンドが無く、バッドエンドのみ…。
実際に最後までプレイをして驚きましたが、話の面白さに引き込まれる物がありました。
全てのキャラクターのエンドを見たゲームは、本当に久しぶりです(4~5年ぶりくらい…)。
前々作の『檸檬』と比べると内容は暗いものですが、お気に入りのゲームになりそうです(^^♪
次回作も期待してますヽ(o^∇^o)ノ
希望的に、今度は明るめの内容にして欲しいなぁ…(^◇^;)
最高 2005/06/26 16:39:18レビュアー: 柚子いいいいいいいいいい
メタフィクション 2010/06/13 10:41:31レビュアー: モモ短いながらも、よくまとまっていたかと思います。
昨今のどうでもいいような描写の多いエロゲとは一線を画していたかと思います。
同じメタフィクションとして『水仙花』とは異なる形式での表現でしたが、『水仙花』よりも伝わるものは多く、
エロゲ製作者の色々な苦悩のようなものを感じました。
エロゲをアンダーグラウンドとして認識せずに、生ぬるい考えでこの業界に飛び込む方々が数多くいるのでしょう。
これからエロゲ業界に入りたいと思われる方々には入る前には是非やって欲しい作品です。
いい作品だと思います 2006/09/08 17:53:26レビュアー: 外国人すべてのヒロインの中に大好きなのは柘榴です
なぜなら、彼女の刺青とMの性格が好きですから
最後のエンドをみてから涙がこぼれるような気がします
よかったね、その顔が幸せそうに見えます
もしも僕が市蔵なら、きっと彼女を抱きしめて手を離さないだろう
一言で言うと、優しい柘榴のすべてを守りたいっていう感じ
ほかのヒロインのストーリもいいと思いますが矢張りすこし悲しいですよね
それ以外に音楽(BGM)も実に素晴らしいです
僕は天使じゃないよ2を作ってほしいと願います
もちろん、動画化も期待してます
物足りないと感じるのはなぜだろうか 2005/07/07 0:53:26レビュアー: 九燐斗ゲーム開始から4時間余りで終わってしまった。
テキスト量としても非常に少なくて物足りなさを感じてしまっている。
しかしそれは、まだ読んでいたかったという気持ちの裏返しであると気付いて、
自分自身ひどく驚いている。
最近のテキスト量だけを誇るあまたのエロゲーに比較してその量は、確かに少ない
しかし、もっと読みたいと思わせる作品の何と少ないことか
何度も読み返したいと思わせる作品の何と少ないことか
この作品は、小品ではあるが、非常に印象深い作品だと思う
自分として特に印象深かったのは、柘榴の背中の入れ墨のCGである
思わず「きれいだ・・」と口に出してしまったほどだ。
もちろんそれぞれのヒロインのエンディングも非常に印象的であり
その絵とともにこの作品自身を強烈に記憶していくだろうと思う
「檸檬」「かなりあ」に続けてさっぽろももこさんの絵をきっかけに買ったのだが、
後悔はしていない。
最後に、主人公が幸せになるルートも欲しいと思ったのだが、
それが、物足りなさの一因なのかもしれない。
僕はペテンシじゃないよ 2005/06/15 1:42:47レビュアー: SubaruはっきりいってSMなどは苦手ですが、イラストや時代設定に惹かれ購入しました。
プレイして思ったのは、やはりSMなどが好きでないため一部のエッチシーンなどでは戸惑うこともありました。しかし話の全体的な雰囲気や独特な文体にはとても惹かれました。
イラストはキャラの立ち絵と1枚絵とでは塗りが違うため多少違和感を覚えましたが、全体的に見れば良い絵だと思います。立ち絵の塗りは非常に面白くて好きです。
音楽は非常に綺麗で、何度も繰り返し聞いていました。本編では音楽がすぐ切り替わってしまうのでもったいないです。サウンドトラックが発売されれば是非欲しいです。
百点満点の作品ではありませんが、買ったかいはある作品だと思います。
この作品の独特の雰囲気の良さは、中々出会えるものではありません。
「ヒトデナシ」になれなかったのかもしれないワタシの感想 2005/05/01 1:08:12レビュアー: とれいし 物語はシナリオにより、大きく2ツの道に分かれ、それぞれの道で2人の少女にスポットが当てられます。
そこにつづられる物語は暗鬱として、どこにも救いはなく、脳の髄がぐずぐずとなってしまうような、どうしようもない物語。くらんくらんとしてしまうのです。逃げ出したくなってしまうような。何かわからない嫌悪感と、どこにもぶつけようのない憤りを感じてしまう物語。
そして、救われないED。ローザと翠子の舞台の幕切れ。彼女らのEDはすくわれない……そして。百合乃のシナリオでは、市蔵は神様にはなれないのだ。一番非情な境遇にあった柘榴が、もしかしたら一番幸せなEDかもしれない。いや、彼女はもうすでに、この舞台が始まる前には落ちるところまで落ちていたのだ。だからこそ、彼女には最期に光が感じられたのかもしれない。しかし。柘榴の行き着いた先には、何かしら一明の光を見るような気もしたが、やはり行き着く先は、もう戻れない場所なのでありました。いや、戻ることなど考えてないのですけど。
と。
意味もわからずに言葉をつむいで見ましたが、もう一度頭からやってみたら、また印象は変わるのでしょうね?
で。
「読んだものに感化されて、天井を調べてみようとする」。って、読んだ本は江戸川乱歩『屋根裏の散歩者』ですか?